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6月16日に本学特命教授 原邦彦によるテーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム、開発リーダー特論第4講義を開催しました。

イベント報告 | 2011年6月22日


原教授講義風景
講義風景

6月16日に本学特命教授 原邦彦によるテーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム、開発リーダー特論第4講義を開催しました。

今回は「体験的研究・開発論」と題して、開発とは、研究とは、取り組むべき本質的テーマとは何かといった視点から、これからの時代、リーダーに求められる資質について講義しました。

講師自身の企業における研究と開発の経歴を紐解きつつ、企業においては「しなければいけない仕事をする」という企業の方法論を述べ、ともすると “できる範囲の仕事(研究)にとどまりがち”な私たちにとって、あらためて認識すべき刺激的なメッセージで講義が始まりました。

 

さらに、ひとくくりに考えられがちな“研究開発”は、「研究」、「開発」であって、それぞれ独立な活動であることを明解に述べた上で、成功する創造型の開発テーマは、人類が解決すべき普遍的価値、課題の中にあることを強調しました。一方、宇宙論、素粒子論、生命科学などの根源的な謎が進歩した技術を基として解明されつつあり、開発と研究が相互に刺激しつつ加速度的に進行する現状にも関心を持つべきことも述べました。また、講師が「しなければいけない仕事」として、開発に先鞭をつけた、自動車のパワーエレクトロニクス用SiC(炭化ケイ素)基板や電池の開発を紹介した上で、新材料開発や計測、分析技術開発の重要性に言及しました。

 

最後に、学生に向けて、見えない必要性を見抜き、さまざまな限界を突破して未来を創造する-強い意志力を備え、人類普遍の価値や課題に挑戦するリーダーとなるべく高い志を持って欲しいとのメッセージで講義を結びましだ。
 

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