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「高専教育と連続する「らせん型技術者教育」モデル-持続型社会を創造する 実践的建築・都市デザイナーの養成-」キャリア講演会を開催しました。

イベント報告 | 2011年6月 6日


 

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  熱弁をふるう渡辺氏  

6月2日に、「高専教育と連続する「らせん型技術者教育」モデル-持続型社会を創造する実践的建築・都市デザイナーの養成-」キャリア講演会を開催しました。講演会には、学生や教職員、学外から約330名の参加がありました。

 

渡辺敦雄氏(沼津工業高等専門学校特任教授)を講師に迎え、『福島第一原子力発電所事故を巡る技術者の「危機意識」と「人間力」』と題し、今回の福島第一原発事故の本質や、この事故が何を明らかにしたのかを中心に講演いただきました。

 

渡辺氏には、2005年まで東芝原子力事業部に勤務し、福島第一原発3,5号機のほか、浜岡原発1,2,3号機の基本設計を担当した経験を踏まえ、原子力発電の原理、事故の状況、放射能の危険性などについて分かりやすく解説いただくとともに、技術者としてどうあるべきか、どう考えるべきかをお話しいただきました。

渡辺氏は、今回の事故で明らかになったのは、日本の技術力の低さではなく、「危機意識」の希薄さであったと話し、学生たちには、「絶対安全、というものは世の中になく、技術には常に危険が伴うものとして、最悪の事態を意識してほしい。」、「地球規模での観点や諸外国の立場、未来の子どもたちの世界からなど、幅広い角度から物事を考えて欲しい。」とメッセージを送っていました。

 

講演後は、学生や一般の聴講者から予定時間を超過するほどの多数の質問が寄せられていました。

 

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会場いっぱいの聴講者 質疑応答の様子


 

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