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第7回テーラーメイド・バトンゾーン講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

イベント報告 | 2011年1月26日


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講演する渡邉トヨタ自動車技監  
   

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スーパーリーダー塾「トップと語る会」の様子

 
   

1月25日に渡邉浩之氏(トヨタ自動車株式会社技監)を講師に迎え、テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム第7回テーラーメイド・バトンゾーン講義を開催しました。
今回は、『とんでもない予測と真面目な提案 ~2050年エネルギー問題と自動車の将来~』と題して、エネルギー需給についての長期の予想を立て、また、自動車および自動車社会の将来を俯瞰して、次世代のために技術者が取り組むべきテーマについてお話しいただきました。学生、教職員、学外からの聴講も含め、150名を超える参加がありました。

最初に、人口変動、持続的社会形成に必要な経済成長率などを条件に入れ、さらに、過去のエネルギー消費と国内総生産(GDP)の関係の中に、アメリカ型と日本型があることに着目し、発展途上国が、今後、日本型の技術発展を遂げるべきことを示唆する2050年までのエネルギー需給予測が示されました。次いで、予測される将来の厳しいエネルギー環境を克服するために、自動車産業の立場から、自動車自体の高効率化はもとより、次世代ITSの実用化と国際連携、都市交通の革新的インフラと交通システムの実現、破壊的創造を推進できる人財の育成など、本当に解決すべき課題が何であるかについてお話しいただきました。 

 

最後に、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏の「・・・・吾々の文明を吾々自らが開拓する所に吾々の生命の活路があり、前途の希望が生じ従って人生の快味を感じ、また人間としての生きがいを感じるのである。」という印象深い言葉を紹介され、講演を締めくくられました。

 

引き続いてスーパーリーダー塾『トップと語る会』が開催されました。テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラムを専攻する学生に加え、学部3年生1名も加わり、これからの自動車技術の進化と基礎的な学問の果たす役割などについて活発な議論がされました。学生たちにとってエキサイティングな学びの場となりました。
 

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