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第5回テーラーメイド・バトンゾーン講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

イベント報告 | 2010年12月 1日


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講義をする府川教授
 

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スーパーリーダー塾『トップと語る会』の様子

 

11月22日に第5回目となるテーラーメイド・バトンゾーン講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

今回の講演では、福井工業大学経営情報工学科 府川伊三郎教授(元 旭化成㈱顧問)を講師にお招きし、「博士人材への期待と要望」と題した博士課程人材への企業からの要望を述べられました。

府川伊三郎氏は、産業界で研究開発の仕事を自身も担当し、また、研究所長や取締役として、会社の将来の発展を左右する研究開発の要職を務められました。野依フォーラム(プロジェクト博士)や日本経団連博士課程検討会、産学連携人材パートナーシップを通じて、産業界が求める博士人材の条件と課題、問題点を提言されてきました。今回の講義では、そうした実績を踏まえた博士人材の備えるべき条件や期待、大学院博士課程のあるべき姿やご自身の体験等をお話いただきました。

いまや地球温暖化の原因とされるCO2を原料として有益な工業用プラスチックを生産する画期的な技術の開発と事業化を行った研究者・技術者としての活動と、企業の中央研究所長としてどのような研究開発を進めるか等、戦略的マネジメントも含めた一連の体験を紹介されました。その中で、企業の研究開発の第一条件が、将来成長する分野の見極めと選択であることを実例を持って紹介され、企業の研究開発における博士の活躍と重要性を強調されました。更に、研究成果の事業化に当たっては、多数の人を取りまとめて一つの方向に向けて仕事を進める指導力、マネジメント力、人間力の必要なことを述べられました。

また、講演会後に開催されたスーパーリーダー塾「トップと語る会」では、5名のテーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム履修学生と、講演会の内容を踏まえ、専門性と研究マネジメントの関係になどついて活発な意見交換がされました。

 


 

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