文字サイズ
検索

News & Topics

ホーム > News & Topics > 豊橋技術科学大学(新田研・桂田研)開発の 「対話制御言語XISL」 を利用した音声操作できる携帯端末がNTTドコモから発売

豊橋技術科学大学(新田研・桂田研)開発の 「対話制御言語XISL」 を利用した音声操作できる携帯端末がNTTドコモから発売

トピックス | 2010年11月10日


豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 デジタルメディア処理研究室(新田研究室)およびマルチモーダル対話研究室(桂田研究室)は、音声、タッチ、ジェスチャなど多様な入出力操作を制御する独自言語XISL (eXtensible Interaction Scenario Language) を開発してきました。株式会社NTTドコモは、今回、音声対話技術を搭載した携帯電話2010-2011冬春モデルを発表(11月)しましたが、これらにはフュートレックグループ (株式会社フュートレックおよび(株) ATR-Trek) が提供した、音声対話技術が搭載され、この中で本学とのXISL使用に関する契約に基づき製品化した、対話制御言語(Caribis®)が使用されています。

この技術を用いると、マルチモーダル対話(音声、タッチ、ペン、ジェスチャなど多様な入力操作と、これらに対する応答画面・音声などを組み合せた次世代ヒューマンインタフェース) が端末上で可能になります。今回携帯電話で使われたのは、このうち音声で会話しながら携帯を操作する技術です(下図A参照)。

今後この新技術は、音声とタッチ(スマートフォン)、音声とジェスチャ(デジタルTV)、さらに音声と様々なセンサーを組み合せた対話 (カーナビ、ロボット) へと展開され、人間により近付いたマルチモーダルな会話の実現に応用されることが期待されます (下図B参照)。XISLはこれらのシステム実装でキーになる技術です。

 

 

20101010_pr_02.gif 20101010_pr_03.gif 20101010_pr_01.gif
図 A: 音声対話による携帯電話操作 図 B: 音声とタッチのマルチモーダル対話による操作

 

今回音声対話技術が搭載されたのは、次の12機種です。

[docomo STYLE series]  F-02C  N-01C  N-02C  SH-02C  SH-04C
[docomo PRIME series]  F-01C  N-03C  P-03C  SH-01C
[docomo PRO series]     SH-05C  SH-06C
[その他]                     TOUCH WOOD(SH-08C)

 

 詳細資料につきましては、こちらをご覧ください。

 

 

*  Caribis®は株式会社フュートレックの登録商標です。

*  「docomo STYLE series」「docomo PRIME series」「docomo PRO series」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

*  TOUCH WOODは、株式会社ライトニングの商標または登録商標です。

 

 

 

ページトップへ