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7月20日に第3回目のテーラーメイド・バトンゾーン講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

イベント報告 | 2010年7月29日


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 テーラーメイド・バトンゾーン講義の様子
 

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 講義をする佐川博士
 

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 スーパーリーダー塾『トップと語る会』の様子

7月20日にA2-201講義室にて、第3回目のテーラーメイド・バトンゾーン講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

今回は、ネオジム磁石の発明で世界的に著名な、インターメタリックス株式会社 代表取締役社長 佐川眞人博士をお招きして、『世界最強の永久磁石「ネオジム磁石」-たった1gで鉄1kgをもちあげる磁石はこうして生まれた」と題してご講演いただきました。

冒頭で永久磁石開発の歴史を紹介され、本多光太郎博士によるKS鋼の発明以来、日本人研究者、技術者の磁石開発への貢献が大きいことが述べられました。その中にあって、従来希土類元素とコバルトとの化合物が永久磁石の候補と考えられていたが、希土類元素と鉄の化合物による強力磁石のアイディアに思い至り、当時の学会の常識や周囲の反対と闘いながら、ネオジム-鉄-ホウ素の組み合わせによる世界最強の永久磁石の発明に至った開発物語をお話になりました。着想から新化合物の発見や磁石の開発に至る粘り強い実験と評価の繰り返しの重要性、考え抜いた末に研ぎ澄まされる直感の重要性について、ご自身の経験とともに語られ、聴講者一同、新技術誕生の瞬間の感動を実感することができました。さらに博士は、糸口をつかんだら決して放さない強い意志力や世の中に役立って認められたいとの思いが独創の源泉であるという印象的なお言葉で講演を結ばれました。

講義後半のスーパーリーダー塾『トップと語る会』では、学長室で佐川博士とテーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム履修学生(TB学生)5名による座談会がおこなわれました。ベンチャー企業もその元となる技術が良い技術であることが基本で、その技術が投資を誘うことなど、ニーズに基づく研究の重要性とともにベンチャー企業トップとしての経営観も述べられ、充実した座談会となりました。

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