(5)評価体制等
 本学では既に全授業科目を対象とした学生による授業評価アンケートとそれに基づく教育評価・改善システムを導入しており、学部授業の一環として行われるPBLと公募型卒業研究についてはそのシステムを活用した評価・改善が実施されることになる。なお、現在、本学のすべての工学系で平成16年度〜17年度のJABEE(日本技術者教育認定機構)受審申請に向けて準備中であるが、その中でもPDCAサイクルによる教育の目標設定・達成度評価・点検・継続的改善システムの見直し・強化が重要課題となっており、そこでの成果も本プログラムの評価・改善に活用する予定である。
一方、本プログラムは学生提案型地域活性化プロジェクト支援事業など、通常授業の範囲を超えたものをも含むことから、その評価・改善に関しては、上記の教育評価・改善システムによる評価に加え、教育制度委員会と地域連携室を中心として組織されるプログラム開発推進本部の中に評価小委員会あるいは評価ワーキングを設置し、各種プロジェクトの進捗管理を行うとともに、それらの社会的成果等を客観的に評価しそれに基づいたプログラム全体の内容、実施体制等についての改善方策を検討する予定である。このとき、本学教員のみでなく、学生および本プログラムの連携先である自治体やNPO等の関係者も構成員に加えることにより、外部に開かれた透明性のある評価が可能となることを目指すものである。